
麻(大麻)製のサステナブルなトイレットペーパー
麻は様々な効果、効能があるCBD(カンナビジオール)などにより注目を集めていますね。
以前は「麻(大麻)=ダメ、絶対」というイメージが強かった麻ですが、医療大麻という言葉が表すように欧米諸国では大麻の価値を見直す動きがでてきています。
そして、そんな麻にまた新たな一面が見つかりました。
今回は、麻のもつ新たな可能性について見ていきましょう。
麻はサステナブルな植物
麻(ヘンプ)がサステナブルで環境に優しい植物だということを知っていましたか。
その理由をあげていきましょう。
- 農薬を必要としない
- 約4ヶ月で成長、収穫が可能
- 少量の水で成長
- 土壌の栄養分のバランスを整える
- 面積あたりでは、木よりも多くのパルプを生産可能
なんとも驚きの理由ではないでしょうか。
特に土壌の栄養分のバランスを整える機能は身体調節機能に作用する麻ならでは、という感じがしますね。
麻はトイレットペーパーに最適
サステナブルな麻が、トイレットペーパーにも最適な麻の特徴も見ていきましょう。
- 繊維が無臭
- カビに強い
- やわらかく、強い
- 自身の重さの4倍もの水を吸収可能
では、そんな麻が環境に配慮したトイレットペーパーに最適と言われるのはなぜなのでしょうか。
1つ目の理由は環境負荷についてです。
普通のトイレットペーパーは木からできているため、木の繊維を壊すのに化学薬品を使用することになります。
一方で麻は先程の特徴にあるように無臭で柔らかいため、そのような化学薬品を使う必要がないのです。
また、トイレットペーパーは木のセルロースの部分のみを使用しますが、木には30%しかセルロースが含まれていません。
一方で、麻はその80%がセルロースなのです。
2つ目の理由は、生分解性についてです。
麻のトイレットペーパーは通常のトイレットペーパーよりも生分解性があります。
これも麻のトイレットペーパーがよりサステイナブルだということの理由の1つになるでしょう。
そして3つ目は、その成長の速さです。
木は育つのに何年もかかりますが、麻は約4ヶ月で成長、収穫できる状態になるのです。
そのため、森林伐採が起きにくいのです。
他に、木よりも約4倍の量の収穫が同じ面積で可能であることもあげられます。
このような特徴から、今後木の代替品としての麻がますます注目されることになりそうです。
麻を使ったトイレットペーパー
大麻を禁止している日本では、麻を使ったトイレットペーパーが生産されることはありそうにないですが、海外では麻製のトイレットペーパーを販売しているところもあります。
Hemp So Softでは麻製のトイレットペーパーを4つで600円ほどで販売しています。
普通のトイレットペーパーと比べるとやや高いですが、需要が増えるにつれて価格も下がっていくのではないかと思われます。
参考文献
- Tips for Growing Industrial Hemp
- Could Hemp Be The Next Big Thing In Sustainable Cotton, Fuel, Wood And Plastic?
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しかし、まだ研究段階のことが、さも「絶対」であるかのように伝わっていたり、低品質のCBD製品が問題を引き起こしているのも事実です。
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