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CBDオイルは違法か合法か?実は違法なCBDオイルも存在

CBDオイルは違法か合法か?実は違法なCBDオイルも存在

投稿日:2020年 3月 23日/ 更新日:2020年 4月 18日

「CBD(カンナビジオール)は大麻から抽出される=違法」という安直な考えで中にはCBDオイルは違法だと考えてしてしまう方もいます。

しかし、すでに多くの方がCBDオイルを使っていることからおわかりのようにCBDオイルは基本的に合法で、捕まるようなことはありません。

ここで「基本的に」とつけたのは、日本にいくつか規制があるからです。

 

詳しく解説していきます。

 

そもそもCBD(カンナビジオール)とは?

 

麻には少なくとも113のカンナビノイドという成分があるといわれており、CBDはその成分の1つです。

そして、その中でも、いわゆる「ハイ」になるような精神状態を作り出すのは、THC(テトラビノカンナビノール)という成分で、こちらに関しては日本での仕様は違法となっています。

 

しかし、そのほかの物質、特にCBD(Cannabidiol:カンナビジオール)には様々な有効作用があることが研究で明らかになってきたのです。

そのため、このCBDが今、アメリカをはじめ諸外国で急速に広まっているのです。

 

なお、CBDがもつ効能については様々な研究がされており、代表的なものに以下があります。

 

  1. 抗不安作用
  2. 抗炎症作用
  3. 睡眠(不眠)
  4. 鎮痛作用
  5. 発作

 

 

詳しくは以下の記事をお読みください。

 

 

 

CBDと大麻取締法

 

大麻取締法は1948年に制定された、大麻の所持、栽培、譲渡等に関する法律です。

CBDも大麻から抽出された成分ですので、違法という場合の法律はこの法律を指しているケースがほとんどでしょう。

 

大麻取締法の重要な箇所だけを抜粋して説明していきます。

 

第一条:

この法律で「大麻」とは、大麻草(カンナビス・サティバ・エル)及びその製品をいう。

ただし、大麻草の成熟した茎及びその製品(樹脂を除く。)並びに大麻草の種子及びその製品を除く。

 

 

この「大麻草の成熟した茎及びその製品(樹脂を除く。)並びに大麻草の種子及びその製品を除く」という部分が重要です。

なぜなら、日本で販売されているCBDオイルは茎から抽出したCBDオイルである必要があるのです。

 

またCBDは入っていませんが、似た商品として大麻の種からく不出したヘンプシードオイルも合法な商品として日本で売られています。

 

なお、個人輸入でCBDオイルを買おうとしている方は、このことを十分にメーカーに確認する必要があります。

そうでなければ7年以下の懲役、営利目的であれば10年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金となり、逮捕される可能性もあります。

 

第二十四条:

大麻を、みだりに、栽培し、本邦若しくは外国に輸入し、又は本邦若しくは外国から輸出した者は、七年以下の懲役に処する。
営利の目的で前項の罪を犯した者は、十年以下の懲役に処し、又は情状により十年以下の懲役及び三百万円以下の罰金に処する。

 

 

CBDオイルは合法

 

健康維持などの理由からCBDオイルは日本でも急速に注目を集め、販売する店舗やオンラインショップも増えてきました。

すでに多くのネットショップや店舗が扱っている有名なCBDオイルは合法なCBDオイルと考えていいでしょう

 

なぜなら、輸入する際には、大麻の茎から抽出したことを証明するための写真や、プロセス、宣誓書、分析証明書など様々な書類を提出した上で輸入をしているからです。

 

ただし、後ほどご紹介しますが、有名なCBDオイルであっても違法となった製品もあります。

そのため、合法なCBDオイルを購入するにはしっかりとした第3者機関の成分分析レポートを出しているところから買うことをおすすめします。

 

違法なCBDオイル

 

中には日本では違法なTHCを含んだCBDオイルも存在しています。

特に海外と日本ではTHCの許容度に違いがあるため、安易に海外から個人輸入をしようとすると麻薬取締法に触れ、捕まることもあるためおすすめできません。

 

例えば、日本でも人気のあったエリクシールのCBDオイルはTHCが含まれていたことが発覚し、違法なCBDオイルとして厚生労働省から販売停止命令がでています。

厚生労働省:大麻成分THCを含有する製品について

 

今般、エリクシノール株式会社(所在地:東京都渋谷区)から販売されているCBD製品のうち、リストのとおり18種類の製品の成分を分析しました。

分析の結果、18種類の製品のうち

  • ナチュラルドロップス3000
  • シナミントドロップス3000
  • プロフェッショナル2000

の3種類の製品から、微量の大麻成分THC(テトラヒドロカンナビノール)が検出されました。

上記3種類の製品のうち賞味期限が「2021.06」とラベル内に表示されているものは、大麻取締法上の「大麻」に該当する疑いがある製品であることから、お手元に残っている場合には、最寄りの地方厚生局麻薬取締部、都道府県衛生主管部(局)薬務主管課または保健所宛てにご提出いただきますようお願いいたします。

 

 

日本のCBDオイルに対する規制

 

日本で販売されているCBDオイルを購入する場合、基本的には合法なものであり、捕まるようなことはないと考えていいでしょう。

(一部エリクシールのような例もありますが。)

 

もし不安な場合はCBDオイルが茎(もしくは種)から抽出されたものかどうか確認するようにしましょう。

THCは麻の葉の部分に多く含まれており、日本では麻の葉から抽出したCBDオイルの輸入は規制されています。

 

ヘンプマップではエンドカ(ENDOCA)社からオフィシャルパートナーとしてCBDオイルを輸入していますが、輸入の際には成分分析表や原材料、検出限界値の証明など様々な資料を提出しています。

 

このように、日本はTHCを含んだCBDオイルを輸入させないため、世界と比べても厳しい規制を設けています。

 

また、CBDオイルのために麻を日本国内で育てることも当然ながら違法となり、逮捕されます。

 

CBDオイルを買う際の注意点

 

CBDオイルは様々な効能が期待されていますが、法整備が整っていないのも事実です。

なかには粗悪なCBDオイルもあります。

そのため、CBDオイルを買う際は必ず信用できるブランドのものを買うようにしましょう。

 

ヘンプマップでおすすめしているのはエンドカ(ENDOCA)のCBDオイルです。

おすすめする理由として、高い品質基準と安全性があります。

 

エンドカでは製品の製造過程でオーガニックでない成分を混ぜることなく、純粋に100%オーガニックなCBDオイルなどのCBD製品を生産しています。

また病院にも供給しており、薬品レベルの製品の生産者として、種の段階から最終生産品まで厳しい品質管理がされています。

 

すべての商品において高い品質を保証するGMP認証を得ていることも、安心できる要因の1つです。

 

GMP認証とは?

Good Manufacturing Practice の略で「適正製造規範」ともいいます。

WHOが制定した医薬品等の製造管理および品質管理に関する基準です。

GMPは原料の受入れから最終製品の出荷に至るまでの全工程において、「適正な製造管理と品質管理」を求めています。

 

 

CBDはドラッグではない

 

以前、フライデーで「危険きわまりない新型合法ドラッグ「CBD」が東京で流行中」という記事がありました。

不安をあおる内容で、かつ不正確な情報があったため、その後削除されましたが、このような情報が「CBD=違法」とつながっているのかと思うと残念です。

 

 

安全で合法なCBDオイルを

 

CBDオイルはその様々な効能ゆえに、着目がされています。

しかし、まだ研究段階の内容も多く、安易に信じるのは危険です。

よく調べていくなかで、自分にとって最も合うCBDオイルとであえることを願っています。

 

2020年4月追記:厚生労働省がCBD製品の輸入を明文化

 

2020年4月に厚生労働省がCBD製品の輸入・取り扱いについて明文化した資料を発表しました。

詳しくは以下の記事にまとめていますので、合わせてお読みください。

 

関連ワード:CBDの安全性

麻やCBDオイルはこの20年で急速に研究が進み、またその健康面での価値に多くの人が気づき始めました。
しかし、まだ研究段階のことが、さも「絶対」であるかのように伝わっていたり、低品質のCBD製品が問題を引き起こしているのも事実です。
ヘンプマップはそんな現状を変えるため、正しい情報と、本当にいい麻とCBD製品のみを扱うことにしたメディア兼通販サイトです。
麻・CBDの可能性を探求する、ヘンプマップをよろしくお願いいたします。

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