
CBDに依存性はない。世界保健機関も認めるCBDの安全性
日本でも徐々にCBDオイルやCBDクリームなどの商品が普及し、「CBD」が認知されるようになってきました。
それは紛れもなく、CBDが様々な面で健康維持に役立つことが実証されてきたからです。
しかし、「CBDは大麻から抽出されている」ということから
「もしかしてCBDには依存性があるのでは?」
と思ってしまう方もいます。
特に、これから使ってみたい人が気になっているのはCBDの依存性ではないでしょうか?
CBDを使ってしまうと、他のドラッグのようにハマってしまうのではないのか?
今回は、CBDにまつわるそんな疑問を実際の研究論文を紹介しながら解説していきます。
CBDに依存性はあるか
先に、結論をお伝えします。
CBDは他のドラッグのような依存性はありません。
様々な研究によって、CBDには依存性がないことがわかっています。
世界保健機関(WHO)もCBDの安全性も認めています。
2017年11月に行われたWHOの薬物依存に関する専門委員会(ECDD)第39回会議(*1)において、CBDは健康への有害性がなく、医療用途として用いることができると判断しました。
依存性についても調査が行われましたが、CBDに依存性があるとは判断することができませんでした。
WHOがCBDに対してどのような見解をもっているか詳しく知りたい方は、以下をご覧ください。

CBDオイルに対する、WHO(世界保健機関)の考えを翻訳掲載
「CBDオイルは安全か」そんな疑問にWHO(世界保健機関)はどのように答えているのでしょうか。WHOの出している最新のレポートのサマリを翻訳して掲載しています。また、必要な箇所には、情報を追加しWHOの考えがより理解しやすい形になっています。WHOのレポートからは、CBDは安全性の高い成分ということ...
CBDの依存性に関する研究
2007年に日本で行われた研究では、
「雄のマウスにCBDとTHCを14日間連続で投与する」という実験を行いました。*2
THCに対する効果への耐性は確認されましたが、CBDへの効果への耐性は確認されませんでした。
つまり、CBDを連続使用したとしても効果の減少がないため、使い続けたとしても使用量が増えるなど身体的依存につながる要因はないということになります。
よって、CBDはマウスにおいての依存性は否定されています。
CBDの乱用性も研究で否定
2012年に行った研究では、ヒトに対するCBDの乱用の可能性を探る研究も行われました。*3
16人の男性被験者に経口投与にて、THC10mgまたはCBD600mgまたはプラセボの投与実験を行いました。
その結果、THCではTHC特有の精神作用及び副作用(不安や吐き気)が現れましたが、CBDとプラセボに関しては症状などが発生しませんでした。
つまり、CBDは乱用につながるような多幸感や興奮などは発生しないということです。
CBDには依存性はなし
CBDには依存性や乱用性がないため、誰でも安心して使うことができます。
(*依存性については動物実験の段階)
しかし、普段からなんらかの薬を飲んでいる人は飲み合わせで副作用が出る場合があるので、使用する前は必ず医師や薬剤師に相談してください。
CBDの副作用
ここからはCBDの依存性とはやや離れますが、CBDの依存性と同時に気になるのが副作用ではないでしょうか。
実は、CBDにもいくつか副作用が報告されているので注意が必要です。
詳しくは、以下の記事に記載していますが、体質や他の薬との組み合わせ、また過剰摂取による副作用などが考えられます。
ただし、副作用の症状としては耐えられる程度の軽度のもので、重大な副作用は報告されていません。

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参考文献
さらにCBDの依存性について理解したい方は以下の論文をお読みください。
麻やCBDオイルはこの20年で急速に研究が進み、またその健康面での価値に多くの人が気づき始めました。
しかし、まだ研究段階のことが、さも「絶対」であるかのように伝わっていたり、低品質のCBD製品が問題を引き起こしているのも事実です。
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