
CBDオイルが体内に蓄積される期間
CBDオイルは経口もしくは皮膚表面から摂取することができますが、体内でCBD(カンナビジオール)は蓄積されるのでしょうか。
今回はそんな疑問をひも解いていきます。
結論からお話すると、CBDは体内に蓄積することが研究によって報告されています。
CBD摂取で血中にわずかに蓄積
2013年に行われた研究では、健康な男性にTHC/CBDスプレーを4回投与して、血中濃度を測定すると、血漿(けっしょう)にng/ml単位でわずかな蓄積が見られました。*1
投与24時間後にはなると、血中にはほとんどのCBDは残っていません。
また、他の研究において、濃度依存性もしくは投与回数依存性のCBDの蓄積が見られるか実験したところ、濃度および投与回数によるCBDの蓄積はありませんでした(*2)。
つまり、CBDは体内に入ると血中にわずかに蓄積しますが、時間が経過すると消失していきます。
CBDは脂肪組織にも蓄積
さらにCBDの蓄積について調べてみると、2017年の研究で面白いことが分かりました(*3)。
CBDを投与すると、脂肪組織に顕著に蓄積するのです。
CBD脂溶性であるため、脂肪組織にCBDが溶けるので蓄積されやすくなるんですね。
CBDが体内に蓄積される期間
1991年に行われたハンチントン患者へのCBD700mgを6週間投与し続けた後に、血中のCBDを測定したところ、CBD投与後の血中のCBD濃度は平均で1.5ng/mLとなりました(*4)。
その後は検出不可能となりましたが、1週間程度は体内にCBDは蓄積されるようです。
さらに、CBDの消失半減期を算出したところ、約2~5日となりました。
CBDの影響が持続しているかどうかは分かりませんが、1週間は体内にCBDが蓄積されているようです。
CBDオイルの使用頻度
研究結果から、CBDは1週間程度は体内に蓄積されますが、微量であるため、CBDの影響は1日でなくなると考えられています。
参考文献
*1:A Phase I, open-label, randomized, crossover study in three parallel groups to evaluate the effect of Rifampicin, Ketoconazole, and Omeprazole on the pharmacokinetics of THC/CBD oromucosal spray in healthy volunteers
*2:A phase I study to assess the single and multiple dose pharmacokinetics of THC/CBD oromucosal spray.
*3:An Update on Safety and Side Effects of Cannabidiol: A Review of Clinical Data and Relevant Animal Studies
*4:Assay of plasma cannabidiol by capillary gas chromatography/ion trap mass spectroscopy following high-dose repeated daily oral administration in humans.
麻やCBDオイルはこの20年で急速に研究が進み、またその健康面での価値に多くの人が気づき始めました。
しかし、まだ研究段階のことが、さも「絶対」であるかのように伝わっていたり、低品質のCBD製品が問題を引き起こしているのも事実です。
ヘンプマップはそんな現状を変えるため、正しい情報と、本当にいい麻とCBD製品のみを扱うことにしたメディア兼通販サイトです。
麻・CBDの可能性を探求する、ヘンプマップをよろしくお願いいたします。
関連記事