
CBDオイルの炎症を抑える働きを検証。様々な研究がだした答えは・・
CBD(カンナビジオール)は大麻から抽出された後に様々な姿に変わり、皆さんの手元に届きます。
CBDオイル、CBDクリーム、CBD軟膏など…。
その中で最も用いられているのが、CBDオイルですね。
口からCBDオイルを入れるだけなので、どんな人でも手軽に利用できます。
健康維持目的のためにCBDオイルを摂取している人も多いことでしょう。
今回注目したいのはそのCBDの「抗炎症作用」です。
それでは、CBDの抗炎症作用についてせまってみたいと思います。
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また、このサイトに記載していることは論文などの内容であり、医学的なアドバイスではありません。
CBDと関節リウマチの炎症の研究
日本人女性の30~50歳代になるとかかりやすい病気であるリウマチ。
リウマチは細菌などから身体を守るメカニズムである免疫が異常を起こし、発症します。
特に多いのが、関節リウマチと呼ばれるもので、関節の軟骨や骨を破壊して炎症が起きてしまう病気です。
関節リウマチの治療は一般的に薬物治療となりますが、副作用が強いことが欠点としてあげられています。
そんな関節リウマチに対して有望視されているのが、CBDオイルなどのCBD関連製品です。
様々な研究でエンドカンナビノイド受容体の活動に影響を与え、そして神経伝達物質に作用することで慢性的な痛みに作用することがわかっています。
例えば、マウスにCBD注射を行った研究では、外科切開に対する痛みの緩和が見られ(*1)、CBDの経口摂取を行った研究では坐骨神経痛と炎症を大きく軽減しました。(*2)
他に、リウマチモデルマウスを使用した研究によると、
CBDをマウスに経口投与することでリウマチの進行に関わる因子を抑制し、なおかつ関節リウマチで起きた炎症を抑える可能性がある
ことが分かりました。(*3)
ただし、人間での研究はCBDと日本では禁止されているTHCを使用したものになるため、CBD単体での人間への抗炎症作用は不明確ではあります。
CBDとアトピー性皮膚炎の研究
アトピー性皮膚炎は皮膚のバリア機能が低下し、皮膚が炎症してしまう病気です。
特に小さい子供が発症しやすく、1度発症してしまうと治療には長期間かかります。
また、治療法は薬物治療となり、強力な副作用を持つステロイドを使用することになります。
アトピー性皮膚炎だけでも辛いのに、ステロイドの副作用にも悩まされることになるのです。
そんなアトピー性皮膚炎とCBDの研究が徐々に増えてきているのです。
CBD軟膏を用いた局所治療の研究によると、アトピー性皮膚炎の症状が改善し、副作用も見られなかったことがわかっています(*4)。
また、CBDオイルでのアトピー性皮膚炎の改善も報告されています。
詳しくは、「CBD軟膏でアトピーが改善したとの研究報告。その方法とは?」で詳しく説明していますので、こちらをご覧ください。

CBD軟膏によるアトピーの最新研究報告。その使い方とは?
2019年に発表された研究では、CBDの投与後に皮膚評価(十分な弾性があるか、水分を含んでいるかなど)と臨床診断を行うと、すべての結果において改善が見られました。CBDオイルやCBD軟膏(CBDクリーム)に含まれるCBDがアトピーに効く可能性が分かったことで、ステロイドに頼らない治療薬として期待され...
CBDと抗炎症作用
CBDはリウマチやアトピー性皮膚炎など身体中に起きた炎症を抑える可能性があるとの研究結果がでています。
CBDと抗炎症作用についての研究は、近年になって多くされるようになりましたが、まだまだ研究がされる必要があります。
今後の研究に期待です。
また、CBDと痛みについての研究は、以下の記事でご紹介しています。

CBDオイルが痛みを軽減【医学論文に基づき解説】
CBDオイル(CBD)が痛みを解消する鎮痛の役割があるのかを様々な医学論文を引用して説明していきます。現在研究されている論文の多くは、硬化症や関節リウマチに対してCBDが効果的(特にTHCと併用することにより)である可能性があるとしています。...
英語の文献になりますが、さらに詳しく知りたい方は以下の論文をご参照ください。
参考文献
*1:Cannabidiol Is a Potential Therapeutic for the Affective-Motivational Dimension of Incision Pain in Rats
*2:The non-psychoactive cannabis constituent cannabidiol is an orally effective therapeutic agent in rat chronic inflammatory and neuropathic pain.
*3:The nonpsychoactive cannabis constituent cannabidiol is an oral anti-arthritic therapeutic in murine collagen-induced arthritis.
*4:A therapeutic effect of cbd-enriched ointment in inflammatory skin diseases and cutaneous scars.
麻やCBDオイルはこの20年で急速に研究が進み、またその健康面での価値に多くの人が気づき始めました。
しかし、まだ研究段階のことが、さも「絶対」であるかのように伝わっていたり、低品質のCBD製品が問題を引き起こしているのも事実です。
ヘンプマップはそんな現状を変えるため、正しい情報と、本当にいい麻とCBD製品のみを扱うことにしたメディア兼通販サイトです。
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