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CBDオイルに耐性がつくことはありません(動物実験)

CBDオイルに耐性がつくことはありません(動物実験)

投稿日:2020年 4月 16日/ 更新日:2020年 4月 16日

「CBDオイルが効かなくなってきた気がする・・。もしかして耐性ができたから?」

 

そんな疑問を持つ方もいますが、現段階ではCBDオイルを始め、CBDに耐性がつくことはないという見解が主流です。

なぜ「主流」なのかと言うと、動物実験ではCBDへの耐性は観察されていませんが、臨床試験(人間での実験)は報告されていないためです。

 

それでは、CBDと耐性に関する研究をご紹介していきます。

 

CBDの耐性実験

 

2007年に行われた研究では、

「雄のマウスにCBDとTHCを14日間連続で投与する」という実験を行いました。*1

*THCはカンナビスに含まれる成分の1つ。

 

その結果、THCに対する効果への耐性は確認されましたが、CBDへの効果への耐性は確認されませんでした

つまり、CBDを連続使用したとしても効果の減少がないため、使い続けたとしても使用量が増えるなど身体的依存につながる要因はないということになります。

ただし、14日間という期間やマウスでの実験という点にやや疑問は残るかと思います。

 

WHOもCBDに耐性はなしの見解

 

WHO(世界保健機関)のCBDに関するレポートでも先程の論文は引用されており、動物におけるCBDの耐性はないとしています。

Tolerance to the effects of THC was observed, however no tolerance to CBD at any of the dosages was observed.

 

訳)THCへの耐性は観測されたが、どのような用量であってもCBDへの耐性は観測されなかった。

 

一方で、人間のCBDに対する耐性についてはまだ研究は報告されていないとしています。

 

Human Studies
Controlled, human studies regarding the potential physical dependence effects
(e.g. withdrawal and tolerance) of cannabidiol have not been reported.

訳)

人間への研究

カンナビジオール(CBD)の潜在的な依存効果(禁断症状や耐性)に関する人間での研究は報告されていない

 

WHOのレポートについては以下の記事をご覧ください。

 

 

CBDの依存性

 

CBDに耐性がついたかもしれないということは、依存や乱用につながるのでは?と思う方もいるかもしれません。

しかし、乱用につながるような多幸感や興奮などは発生しないことが研究の結果分かっています。

 

 

CBDオイルに耐性がついたかもしれないなら

 

動物実験の段階ではCBDオイルに耐性がつくことはないとなっていますが、人間に関しては報告がされていません。

もし耐性がついたと感じたらCBDオイルの使い方があっているのか確かめてみるのはいかがでしょうか。

 

 

 

 

*1:Repeated treatment with cannabidiol but not Delta9-tetrahydrocannabinol has a neuroprotective effect without the development of tolerance.

関連ワード:CBDの安全性

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