
CBDオイルは舌下投与が最も効果的?購入前に知るべき摂取方法
みなさんは、CBDオイルを普段どのように服用されていますか。
多くのメーカーは舌下投与(舌下摂取)をすすめています。
なぜ舌下投与が良いのか、舌下摂取の正しい方法について紹介します。
CBDオイルは舌下投与が良い理由:吸収率が違う
普段サプリメントなどを服用する際は、水で飲みこむ経口摂取をされる方が多いと思います。
しかし、CBDオイルが経口ではなく、舌下投与が推奨されているのはなぜでしょうか。
理由は、CBDが体内でどう吸収されるかに理由があります。
CBDは水に溶けにくい性質のため、体に吸収されにくい成分です。
口から入った成分は、胃で分解され、肝臓でさらに分解されます。
そのため、経口摂取の場合、全身をめぐる血流には有効成分がほとんど残らないことがあります。
服用した薬物が全身に循環する割合をあらわす bioavailability(生物学的利用率)という言葉があります。
注射や点滴など、薬物が静脈内に投与される場合は100%になります。
CBDの経口摂取の生物学的利用率は6~15%と低いことが研究から分かっています。*1 *2
また、経口摂取の場合、その日食べた食べ物や、その人の消化管の状態によっても吸収率は変わり、一貫性がないと言われています。
一方、舌下投与の場合は、成分が舌の下の毛細血管に直接吸収される為、分解されずに体内に取り込むことができます。
CBDの舌下投与の場合の生物学的利用率は経口摂取よりもやや高く6%-20%と言われており、経口摂取時よりも舌下投与時の方がCBDの血漿濃度が高くなります。*3
以上のことから、よりCBDがより体内で利用されるよう、舌下投与が推奨されています。
舌下投与の方法
舌の下に、スポイトで直接オイルを垂らします。
上手く舌の下に乗せにくい場合は、スプーンを使用すると良いですよ。
その後、1~2分間そのまま舌の下で保持し、飲み込みます。
すぐに飲み込んでしまうと、血管に吸収されない為、必ず1~2分は保持するようにしましょう。
適量を正しく、継続して使用しましょう
舌下投与は、経口摂取よりもCBDが早く血中に入れることができ、15分から30分ほどで変化を感じる方もいます。
また、4-6時間ほど持続すると言われています。
CBDオイルは独特の味がする為、舌の下で保持することが難しい方もいるかもしれません。
まずは少量から始め、味に少しずつ慣れていきましょう。
どうしても苦手な方は、ハチミツやシロップを混ぜて摂取しても良いでしょう。
CBDオイルには副作用はありませんが、適切な摂取量は人によって個人差があります。
例えばEndoca社の hemp oil 1500mg(ヘンプから抽出されたものだけを使った純粋なCBDオイル)の場合、1500mg の製品の場合は一滴あたり5mgのCBDが含まれています。
健康維持目的であれば、これを日に一滴〜二滴(5mg~10mg程度)から始めてみるのが良いかもしれません。
自身の体に合った適量を、正しい服用方法で、効率的にCBDを取り入れましょう。
詳しくは「CBDオイルは何滴摂取すべき?CBDの研究で使用した摂取量を紹介」をご覧ください。

CBDオイルは何滴摂取すべき?CBDの研究で使用した摂取量を紹介
CBDオイルを摂取する際に、「何滴摂取すればいいんだ?」となる方が多いかと思います。「CBDオイルは何滴とるべき」という回答はできませんが、CBDの研究論文を読めば、「何mgのCBDを利用した」という情報は手に入れることができます。...
他の摂取方法との比較は以下の記事で詳しく解説しています。

【超特大】CBDオイルの使い方 完全ガイドブック – CBDのすべてを解説
CBDオイルの使い方に関する正しい情報を、特大サイズでお届けします。論文に基づいた確かな情報のみを掲載しているので、CBDオイルを使う際のガイドブックとしてお使いください。CBDオイルの使い方(摂取方法)から選び方、摂取量、効果効能、副作用、保管方法など詳しく解説しています。...
参考文献
*2: Human Cannabinoid Pharmacokinetics
*3: A Systematic Review on the Pharmacokinetics of Cannabidiol in Humans.
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