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CBDアイソレートとは?CBDオイルとの違いや使い方を紹介

CBDアイソレートとは?CBDオイルとの違いや使い方を紹介

投稿日:2020年 4月 6日/ 更新日:2020年 4月 6日

今回は、CBDオイルとよく比較される「CBDアイソレート」について解説していきます。

一言で、CBDアイソレートを説明すると、アイソレート(isolate)とは孤立させるという意味なので、「CBDだけを孤立させたもの」ということになります。

通常、ヘンプからCBDを抽出するとCBD以外の成分も含まれているので、CBDアイソレートにはなりません。

そのため、さらなる工程を経て、CBDを孤立(アイソレート)させていき、CBDアイソレート(CBDクリスタル)を作っているんですね。

 

CBDとは

 

CBDアイソレートについてお話する前にまずはCBDについて知っておきましょう。

CBD(カンナビジオール)とは大麻草(カンナビス)に含まれる113のカンナビノイドという成分の1つです。

カンナビスには身体調節機能、つまり異常があった場合に「適正な範囲に戻す」補助をする役割があるとされており、様々な効能に注目が集まっています。

 

CBDオイルについて初心者の方は、以下の記事をご覧ください。

 

 

CBDアイソレートとは

 

CBDアイソレートとは、大麻(ヘンプ)からCBD成分のみを抽出した製品のことを指します。

大麻にはTHCやテルペンなど様々な成分が含まれていますが、それらを抽出の過程で取り除いています。

 

抽出の際には、超臨界CO2という抽出方法がよく使われます。

この方法が最も安全とされているため、CBDアイソレートを購入する際はこの方法をとっているか確認するようにしてみましょう。

 

 

さらに酸を排除やろ過などによりCBD以外の成分を除去していきます。

そして最後に残る白い純度99%のCBDの粉末を「CBDアイソレート」と呼ぶのです。

 

これを結晶にしたものを「CBDクリスタル」と呼ぶこともあります。

CBDクリスタルは結晶粉末タイプで、こちらも純度が99%となっています。

なお、CBDクリスタルやCBDアイソレートなどはCBD以外の成分が含まれていません。

そのため、通常のCBDオイルなどに含まれる香りの元になるテルペン成分などが含まれず、無味無臭なのが特徴です。

 

CBDは白色の結晶もしくは粉末で単離されますが、CBDオイルに加工する際はMCT(中和脂肪酸)オイルのようなキャリア油と混合します。

CBDアイソレートは大麻から取り出すこともできれば、化学合成によって生成することもできます。

 

CBDフルスペクトラムとは

 

産の排除やろ過を行う前の超臨界CO2抽出によって取り出される成分をフルスペクトラムCBDと呼びます。

よくCBDアイソレートと比較して、CBDフルスペクトラムについても話されることがあるので、見ておきましょう。

 

CBDフルスペクトラムとは、CBD以外にもCBG、CBNなどの他のカンナビノイドに加え、テルペンやフラボノイドなどが含まれている製品のことを指します。

フルスペクトラムCBDはCBDアイソレートよりもCBDの働きを増幅させる理論である「アントラージュ効果」を発揮します。

 

アントラージュ効果とは

大麻草およびヘンプに含まれるカンナビノイドやテルペンといった活性化合物には相乗効果があるという理論を指します。

この相乗効果により、特定の品種に含まれるカンナビノイドやテルペンによってそれぞれ異なる力が発揮され、またその働きが増長されると言われています。

 

そのため、CBDオイルを使用する際はCBDフルスペクトラムを選択した方がいいでしょう。

ただ、CBDフルスペクトラムは日本では規制対象であるTHCが含まれている可能性もあります。

THCは日本では違法であるため、CBDフルスペクトラムに含まれていないか注意しなければいけません。

 

 

CBDアイソレートの使い方

 

CBDアイソレートは無味無臭であるため、どのように使うこともできます。

コーヒーなどの飲み物に混ぜることもできますし、ヨーグルトなどに溶かすのもいいでしょう。

なお、CBDオイルがそうであるように、CBDアイソレートはココナッツオイルなどのオイルに溶けやすい傾向があります。

 

ただし、効率よくCBDを直接取りたいのであればCBDオイルのようにキャリアオイルと混ぜて、舌下投与をすることをおすすめしています。

こちらが吸収効率が高い方法なので、CBDの吸収効率を高めたい方はこの方法をお試しください。

 

 

以下の記事ではCBDオイルを摂取する際、どのような方法がいいかについて紹介しています。

 

 

CBDオイルの匂いや味が苦手な方は、このように無味無臭のCBDアイソレートを使うことで続けていくことができることができるのではないでしょうか。

 

CBDアイソレートとCBDオイル

 

CBDアイソレートであれ、CBDオイルであれ、どちらもCBDを含んでいるため、基本的には同じものです。

しかし、すでに「CBDフルスペクトラムとは」で説明したように、CBDは単体で摂るよりもテルペンなどの成分が混ざっていたほうがより効果を発揮するとされています。

そのため、味や匂いが苦手でなければ、CBDアイソレートよりもCBDオイルのほうがよりカンナビス本来の力を発揮できるということになります。

 

CBDの効果検証については以下の記事で詳しく解説しています。

 

 

CBDフルスペクトラムは臨床使用に向いている

 

CBDアイソレートをマウスなどの動物に投与した場合、高用量では効果が薄れてしまうベル型の用量反応が観察されました。*1

2015年に行われた研究では、CBDフルスペクトラム抽出物をマウスに経口投与すると用量を増加すればするほど、抗炎症作用が増加しました。

このため、CBDフルスペクトラムはCBDアイソレートよりも臨床使用に向いています。

 

ただ、一部のCBDフルスペクトラム製品は抽出過程でTHCが除去できずに混入してしまっている場合があります。

THCは日本では規制対象であるため、CBDフルスペクトラム製品を購入する際はしっかりと検査されている製品を購入するようにしましょう

 

どちらを選ぶかは好み次第

 

CBDアイソレートを選ぶか、CBDフルスペクトラムを選ぶかは好み次第です。

CBDフルスペクトラムの味が苦手な方はCBDアイソレートを選ぶのをおすすめします。

 

なお、ヘンプマップではCBDクリスタル(CBDアイソレート)を始め、高品質で安全性の高いエンドカ社のCBD製品を販売しています。

CBDアイソレートを購入するときは特に、安心できる安全性の高いメーカーから購入することをおすすめします。

 

ヘンプマップでは特別価格でエンドカの商品を販売していますので、ぜひご覧ください。

 

エンドカ CBDアイソレートなど商品一覧

 

参考文献

*1: Overcoming the Bell-Shaped Dose-Response of Cannabidiol by Using Cannabis Extract Enriched in Cannabidiol

関連ワード:用語解説

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