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CBDオイルの抽出方法。そのCBDオイルの抽出方法は安全?

CBDオイルの抽出方法。そのCBDオイルの抽出方法は安全?

投稿日:2020年 3月 13日/ 更新日:2020年 4月 8日

「CBDオイルってどうやって作られるのだろう?」

「大麻からどのような方法で抽出されるの?」

CBDオイルを使用している人でこんな疑問を抱いた人は多いのではないでしょうか。

CBDオイルはヘンプからCBD成分を抽出して製造されますが、日本人で抽出方法を知っている人は少ないと思います。

しかし、抽出方法によっては、発がん性リスクがあることもあるのです。

そのため、正しい抽出方法で抽出したCBDオイルを選ぶことが重要です。

 

今回は、CBDオイルの抽出方法について解説していきます。

 

CBDオイルの抽出方法は3種類

 

CBD製品の抽出方法で最も一般的な方法は、以下の3種類です。

  • 二酸化炭素抽出
  • 水蒸気蒸留抽出
  • 溶媒抽出

それぞれの抽出方法について解説していきます。

 

CBDオイル抽出方法1:二酸化炭素抽出(CO2抽出)

 

二酸化炭素抽出(CO2抽出)では、超臨界二酸化炭素を使用して大麻からCBDオイルを抽出します。

「超臨界」とは、液体状態と気体状態の二酸化炭素が混合している状態です。

二酸化炭素で抽出する際には、加圧チャンバーとポンプを利用して二酸化炭素を高圧および超低温で大麻に曝すことで、CBDオイルを抽出します。

この方法は特殊な機械が必要ですが、CBD製品を製造するのに最も効率的で純度が高く、そして安全な方法と言われています。

 

ヘンプマップではENDOCA(エンドカ)社のオフィシャルパートナーとしてエンドカのCBDオイルなどを販売していますが、エンドカでもこちらの方法を用いています。

 

エンドカ 二酸化炭素抽出

 

 

なお、この方法はCBDオイルで使われるよりも以前にも別のところで使われていました。

例えば、コーヒー豆からカフェインを抽出したり、魚油からEPA や DHAの抽出するのにも使われている、意外と馴染みのある抽出方法なんです。

 

CBDオイル抽出方法2:水蒸気蒸留

 

水蒸気蒸留では、水蒸気によってCBDオイルをヘンプから抽出します。

ヘンプを2つの入口と出口があるガラスフラスコに入れ、入口には水を入れたガラス容器をフラスコの下になるように設置します。

出口には水と油を分離する装置に接続します。

水を加熱すると、水蒸気がフラスコに入り、CBDオイルを含む油蒸気が装置に入って、CBDオイルと水を分離して抽出します。

この分離方法は何世紀にもわたって使われていますが、二酸化炭素による抽出方法よりも効率が悪いため現在ではほとんど採用されていません

 

CBDオイル抽出方法3:溶媒抽出

 

溶媒抽出では、エタノールやプロパン、アルコールなどの溶媒を使用して大麻からCBDオイルを抽出します。

抽出するプロセスは水蒸気蒸留と変わりません。

溶媒抽出のなかでもエタノール抽出は効率がよく、コストもそれほどかからないと言われています。

最大99%の純度でカンナビスからオイルを抽出することができます。

 

しかし、溶媒が残留してしまう可能性があります。

使っている溶媒によっては、残留物は人体に有害で、製造のプロセスで完全に取り除かなければ発がん性リスクさえあります。*1

 

また、残留してしまうと経口摂取した時に残留溶媒による不快な味を味わうことになります。

 

二酸化炭素で抽出したCBDオイルがおすすめ

 

以上、ご紹介したように二酸化炭素で抽出したCBDオイルが最も安全です。

CBDオイルを購入する際には抽出方法も必ず確認するようにしましょう。

 

ここからはCBDオイルの抽出方法とは直接関係ありませんが、CBDオイルの抽出に関する豆知識です。

 

CBDオイルは茎から抽出していることが重要

 

なお、日本で輸入が可能なCBDオイルは茎から抽出されていることが重要です。

これは大麻取締法によって定められているのですが、大麻を使う場合は大麻草の茎もしくは種を使う必要があるのです。

 

第一条:

この法律で「大麻」とは、大麻草(カンナビス・サティバ・エル)及びその製品をいう。

ただし、大麻草の成熟した茎及びその製品(樹脂を除く。)並びに大麻草の種子及びその製品を除く。

 

 

 

参考文献

*1:Cannabis oil: Chemical evaluation of an upcoming cannabis- based medicine

関連ワード:CBDの安全性

麻やCBDオイルはこの20年で急速に研究が進み、またその健康面での価値に多くの人が気づき始めました。
しかし、まだ研究段階のことが、さも「絶対」であるかのように伝わっていたり、低品質のCBD製品が問題を引き起こしているのも事実です。
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